睡眠時の腕のしびれや痛みを予防する方法とは?

目覚めたら腕がしびれていたという経験はありませんか?痛みが慢性化して腕を上げられなかったり、回せなかったりする時は、ひどくなる前に何かしらの対処をしましょう。この記事では、しびれが起きる原因や予防策、解消するためのストレッチなどをご紹介いたします。

目覚めたら腕がしびれていたという経験はありませんか?横向きで寝ていて腕が下になっていたのが原因なら、正座していて足がしびれてしまった時のように、姿勢を変えればしびれはなくなるかもしれません。しかし、痛みが慢性化して腕を上げられなかったり、回せなかったりする時は、ひどくなる前に何かしらの対処をしましょう。この記事では、しびれが起きる原因や予防策、解消するためのストレッチなどをご紹介いたします。

朝起きた時に腕のしびれや痛みを感じる原因とは?

腕のしびれを引き起こす原因としては、病気や身体の不調、寝姿勢の影響などが考えられます。

長期間治らないしびれや徐々に悪化するしびれは、脳の病気、脊髄の病気、手足の末梢神経の病気などがありますので、早めに病院を受診することをおすすめします。睡眠不足が続いたときに、倦怠感や疲労感、しびれなどの身体の不調が起きたことはありませんか?このような不調が起きた時は、自律神経バランスが乱れている可能性があります。自律神経を整えるためには、ストレスをため込まずに、規則正しい生活を送ることが大切です。寝姿勢の影響から起きるしびれは、腕の部分が下になっているために血液循環が悪くなって起きることが考えられます。この場合のしびれは、眠る時の姿勢に注意したり、寝具や睡眠環境を見直すことで回避できます。

寝ている時の姿勢が悪くて腕がしびれてしまう場合、首から出る神経を圧迫することで起きることがあります。首は、神経が集まっている重要な部分。腕や手先の神経も首とつながっています。首は、起きている間、頭の重さを支えていますが、眠っている間は、筋肉が緩んで、頭の重さの分だけ負担を受けてしまいます。眠っている間、首に変わって頭を支えているのが枕です。枕の高さが合っていないと、首が圧迫される状態が長時間続いてしまい、首から?がる神経にも影響が出てしびれを感じてしまいます。

身体の不調から起きる腕のしびれや痛みを改善する方法

睡眠不足や睡眠が浅いなどの身体の不調から起きる腕のしびれは、自律神経の乱れが原因の1つと考えられます。自律神経は、呼吸や消化器官、体温の調節など、身体の維持機能をコントロールする役割を持っています。また、自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、人が起きて活動している時間帯は交感神経が、夜に寝ている時間帯は副交感神経が優位になるといわれていて、必要に応じて交感神経と副交感神経が切り替わることで身体のバランスが保たれています。自律神経が乱れてしまうとこの切り替えがスムーズにいかなくなり、心や身体に不調が現れます。
自律神経を整える方法は、ストレスをため込まずに、規則正しい生活を送ることです。

ストレスを解消するには、散歩や軽いジョギングなど適度な運動を行ったり、夜にゆっくりとお風呂に入ってリラックスすることがおすすめです。
規則正しい生活を送るためには、朝起きたら、カーテンを開けて日光を浴びたり、決まった時間に栄養のバランスがとれた食事をとることが大切です。また、就寝前にはスマートフォンを見るのは避けるなど、リラックスして眠れることも自律神経を整えること影響するので、腕のしびれや痛みの改善にもつながります。

寝姿勢から起きる腕のしびれや痛みを予防する方法

寝ている時の姿勢を良くするための方法は、第一に起きている時の姿勢をよくすること。就寝中姿勢をよくするのは寝具で改善できるので、首の神経を積極的に回復させましょう。枕は首と肩がまっすぐになるものがおすすめです。人は、寝ている間に様々な姿勢をとりますが、身体への負担が一番少ない姿勢は、背骨がなだらかなS字カーブを描いている状態です。それは、真っすぐ立っているときと同じ姿勢になります。仰向けに寝たときに、頭、肩甲骨、お尻、かかとの4点がついているかは、背骨のS字カーブが保たれていることを見極めるポイントになります。横向きに寝たときには、背骨と首のラインが真っすぐになっているのが理想的です。仰向けに寝たときと横向きに寝たときには、頭の高さが変わってくるのですが、パラマウントベッドでは、姿勢に合わせて「仰向けタイプ」もしくは「横向きタイプ」の2種類から、枕のタイプを選べます。詳しくは、こちらのPILLOW by Active Sleepをご覧ください。

起床後の腕のしびれを解消するストレッチとは

寝具を変えても腕のしびれや痛みが取れない場合、ストレッチで腕のしびれや肩の痛みが改善しやすくなります。腕のしびれの改善に期待ができるストレッチは、さかさま首伸ばし、頸部ストレッチ、胸椎ストレッチの3つがあります。ストレッチを繰り返すことで腕の痛みやしびれの程度も軽くなるでしょう。

さかさま首伸ばし実践方法

||||足を肩幅に開いて立ち背中で親指を握る

肩幅に足を開いて立ち、手を後ろに回す。片方の親指をもう片方の手で握り、握った手を反対の手のひらで覆う。視線は水平方向を見るようにする。

||||あごを引いて肘を伸ばす

あごを引き、肘を伸ばしたら、握ったままの手を少し持ち上げ、胸をそらして腕を斜め後ろに引き下げる。これを10秒間続けます。もしこの段階で肩や腕が痛む人はすぐにストレッチをやめましょう。

||||胸を開き手のひらを上に返す

この動作は座ったままでも可能です。イスに深く腰掛けて、背もたれによりかかり、両腕を広げ胸を開く。これを10秒間続けます。

身体の不調や寝姿勢から起きる腕のしびれや痛みは、ひどくなる前に何かしらの対処をすることで、痛みが和らいだり、改善することができます。慢性化して病院を受診が必要になる前に、ご自身で予防策や解消法をお試しになってみてください。