快適なベッドにするため必要なもの・準備した方がよいものとは?

質の良い睡眠を取るためには、ご自身に合ったベッドのほかに、枕や掛け布団、ベッドパッドなどの寝具が必要です。今回は、「ベッドを買った後は何を買えばいいの?」という方に向けて、快適なベッドにするために必要な寝具と、寝具ごとの選び方を紹介します。

質の良い睡眠を取るためには、ご自身に合ったベッドのほかに、枕や掛け布団、ベッドパッドなどの寝具が必要です。今回は、「ベッドを買った後は何を買えばいいの?」という方に向けて、快適なベッドにするため必要な寝具と、寝具ごとの選び方を紹介します。

ベッド以外で快眠に必要な寝具とは?

ベッドを購入した後は、枕、掛け布団、ベッドパッドの3つを揃えましょう。いずれもベッドを使用する上で欠かせない寝具です。これらの寝具も、ご自身にあったものを使用することで、質の良い睡眠を得やすくなります。

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枕を選ぶ際は、角度や高さに着目しましょう。枕が高すぎると睡眠時に肩こりや首筋に負担がかかり、痛みを引き起こしかねないため、快眠な睡眠環境を得にくくなります。また、枕が低すぎても、肩こりや首筋の痛みを発生させてしまうこともしばしばです。枕の最適な高さは人によって異なりますが、できる限り寝具店やインテリアショップなどで、実際の使い心地を確かめてから枕を選ぶことをおすすめします。

加えて、枕を選ぶ際には睡眠時の姿勢についても考慮しても良いでしょう。仰向けの姿勢に適した枕や、横向きの姿勢に適した枕など、睡眠時の姿勢にあわせて設計された枕も数多くあります。睡眠時に「どちらの姿勢で眠るのが楽か」という点を考慮し、仰向けや横向きの枕を選ぶのも手です。

パラマウントベッドでは、仰向けと横向きのそれぞれの姿勢に合わせて設計された「PILLOW by Active Sleep」というシリーズの枕を販売しています。詳しい機能や値段については、以下のページをご参照ください。

PILLOW by Active Sleep 仰向けタイプ 枕 パラマウントベッドストア

||||掛け布団

掛け布団の中に入っている素材には、大きく分けて「羽毛」と「合成繊維(合繊)」の2種類が存在します。掛け布団は、この「中に入っている素材」で選ぶのがおすすめです。中でも、特に軽くて温かいのが羽毛布団です。羽毛布団はダウン(水鳥の毛を使った素材)やフェザー(一般的な羽)を混ぜて作られており、保温性や吸湿性に優れています。一方、合繊の掛け布団は耐久性に優れ、ホコリやニオイが付きにくい特徴があります。掛け布団を選ぶ際は、両者の特徴を把握した上で好みのものを選ぶと良いでしょう。

||||ベッドパッド

マットレスの上に敷くベッドパッドには、マットレスの厚みを調整したり、マットレスが傷んだりするのを防ぐ役割があります。そんなベッドパッドを選ぶ際は、中綿の素材で選ぶのがおすすめです。吸湿性に優れたコットンや、経済的で洗濯しやすいポリエステルなどの素材があります。

揃えておくと便利な寝具は?

以下では、睡眠時に使用することで体温調節や寝心地の向上に役立つ寝具について解説します。

||||タオルケット

タオルケットは、夏場に活躍する機会が多くなる寝具です。その名の通り、タオルケットはタオル地で作られているものが多く、吸湿性や放湿性に優れているのが特徴です。暑くて寝苦しい夜や、日中のお昼寝などにもおすすめで、汎用性の高さにも秀でています。

おまけにタオルケットは吸水性にも優れており、寝ている間の汗によるムレやベタつきを防ぎやすいのも特徴です。適度な保温性のある綿や、ベタつきにくい使い心地の麻(リネン)、暑い夜も涼しく過ごせる冷感素材、など素材によって使い心地が異なるため、季節や自身の好みによって使い分けても良いでしょう。

||||綿毛布

綿毛布は春や秋など、肌寒い季節の体温調節に活躍する寝具です。綿の高い吸湿性が活かされており、柔らかな肌触りと蒸れにくさを兼ね備えています。「インナーケットや体温調節用として使える寝具がほしい」という方に適した寝具です。

||||ガーゼケット

ガーゼケットは、薄手のガーゼを重ねて作られている寝具です。タオルケットよりも軽い上、通気性に優れているものが多く、夏場に重宝する寝具と言えます。タオルケットと同じく、コットンや麻など素材によって使い心地が異なるのが特徴です。柔らかな触り心地を重視したいのであればコットン、通気性を重視したい場合は麻など、素材の特徴を把握した上で選びましょう。

ベッドや寝室のコーディネートに役立つ寝具は?

ベッドスローや天蓋(キャノピー)などは、ベッドや寝室のコーディネートに一役買ってくれるアイテムです。コーディネートに役立つ主なアイテムを、以下に紹介します。

||||ベッドスプレッド(ベッドカバー)

シーツや枕など、ベッドに備わった寝具を覆い、ホコリや汚れの付着を防ぎやすくするのがベッドスプレッドです。このベッドスプレッドは、寝室のインテリア性を高める目的で使用されるケースも多く、好みに合わせて様々なデザインのものを選ぶことができます。なお、店舗によっては、ベッドスプレッドではなくベッドカバーという名称で取り扱われていることもあるため、購入の際は注意しましょう。

||||ベッドスロー

ベッドスローとは、ベッドの足元部分にかける細長い布のことです。ホテルのベッドに備わっているケースが多く、ベッドスローをかけるだけで、寝室をホテルの一室のように整えやすくなります。このベッドスローを選ぶ際は、他の寝具とのカラーコーディネートを考慮しましょう。ベッドやシーツがホワイト基調であればブラウンなど、ポイントカラーになるように選ぶと、全体に統一感が出やすくなります。

||||ベッドスカート

ベッドフレームや、ベッドの脚部分を隠すのに活躍するのがベッドスカートです。インテリアとしてベッドをデコレーションできるほか、ベッドスカートにはベッド下に収納した物を隠したり、ホコリがベッド下に溜まるのを防いだりする効果もあります。

||||天蓋

寝室で使用する「天蓋」とは、ベッドの周囲を布やレースで覆って、ちょっとした個室のような空間を作れるアイテムです。インテリアとしてだけでなく、虫よけや冷暖房の風が直接当たらないようにする、カーテンとしての効果も期待できます。ベッドフレームと天蓋が一体化している形や、天井から吊り下げて使用する形など、天蓋には様々な形状が存在します。

季節に合わせた寝具選びの方法

快眠には、季節に応じた寝具を使い分けることが大切です。以下では、春夏用と秋冬用に分けた寝具の組み合わせ例をご紹介します。

||||春夏用:マットレス+敷きパッド

温かくなってくる春や暑い夏は、マットレスと敷きパッドというシンプルな組み合わせをおすすめします。そこに任意で、掛け布団やタオルケットなどを組み合わせて、体温調節を行いましょう。特に夏場におすすめなのが、冷感敷きパッドです。マットレスの上に冷感敷きパッドを敷くだけで、暑さによる寝苦しさを軽減できます。寝汗が心配であれば、マットレス全体を覆えるマットレスプロテクターを使うのも良いでしょう。

||||秋冬用:除湿シート+マットレス・敷きパッド(または毛布)

肌寒くなってくる季節には、保温性を意識して寝具を選びましょう。例えば除湿シートとマットレスに、温かい敷きパッド(または毛布)を組み合わせるのがおすすめです。部屋と外気の温度差が大きいと結露が発生しやすくなりますが、この除湿シートは寝室に溜まった湿気を除去するのに役立つ寝具です。除湿シートを活用して、湿度による不快感を減らしましょう。適切な除湿は、カビやダニの発生も防ぎます。

||||暑くもなく寒くもない季節におすすめの組み合わせ

季節の変わり目にありがちな、暑くもなく寒くもない季節は、気温差の急な変動による体調不良に注意が必要です。思わぬ病気を引き起こさないためにも、季節を問わず使用できるタオルケットやガーゼケットなど、体温調節用の寝具を常に用意しておくと便利です。

暑がりや寒がり、汗のかきやすさ、人の体質や温度の感じ方は様々です。また、寝具に求める機能や好みのデザインなども、人によって大きく異なります。体質や趣向が異なる分、ベッドやその周辺の寝具、アクセサリー選びには気を配るのがおすすめです。また、寝具はインテリアのひとつにもなるものです。自分がくつろげるベッドにするためにも、実用性はもちろんデザイン性にこだわって寝具を選びましょう。